最近は、市販品の介護食がたくさん販売されています。
とくに、アマゾンや楽天の通販では、おいしそうな市販品の介護食の種類が多くあります。
この記事では、市販品の介護食でソフト食(ムース食)のおいしい献立をまとめました。
↓アマゾンの介護食はこちら
アマゾン介護食|キューピー・明治・森永・アサヒ・マルハニチロ|有名メーカー
Contents
市販品の介護食で作る献立|ソフト食(ムース食)
ソフト食(ムース食)は「舌でつぶせる硬さ」「かまなくてよい」の食形態の介護食です。
市販品の介護食では、ソフト食(ムース食)という表示をしてない製品があります。
「舌でつぶせる」と表示してある製品をソフト食(ムース食)として選ぶのがいいと思います。
「かまなくてよい」と表示している製品はミキサー食として選ぶのがいいでしょう。
「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の食形態での購入を迷ったときは、病院や嚥下に詳しい方にご相談してみてください。
キューピーの介護食『やさしい献立』|おいしい市販品
キューピーの市販品の『かまなくてよい』介護食で献立を考えてみます。
キューピーの介護食『やさしい献立』は、口コミで「おいしい」と高評価のレトルトの介護食です。
介護食選びに迷ったときは、まずは、キューピーの『やさしい献立』がおすすめです。
≪市販品のソフト食(ムース食)の献立の一例≫
- ミキサーがゆ
- 白身魚と野菜のムース
- かぼちゃのムース
キューピーの『かまなくてよい』と表示されている介護食で、おいしい洋風の献立を考えてみました。
この献立の介護食は『かまなくて良い』ので、ソフト食(ムース食)の方が食べやすい献立になると思います。
アサヒの介護食品『バランス献立』
アサヒグループ食品もソフト食(ムース食)に対応できるレトルトの介護食品『バランス献立(かまなくてよい)』を販売しています。
『バランス献立』でソフト食(ムース食)に対応できる介護食品の一例をご紹介します。
≪バランス献立の介護食≫
- ごはん(かまなくてよい)
- おかゆ(かまなくてよい)
- クリームシチュー(かまなくてよい)
- 白味魚と野菜(かまなくてよい)
↓ごはん(かまなくてよい)
バランス献立 こしひかりのなめらかごはん 150g【3個セット】
↓おかゆ(かまなくてよい)
アサヒグループ食品 バランス献立 こしひかりのなめらかごはん 150g×24個入
↓クリームシチュー(かまなくてよい)
バランス献立 クリームシチュー 100g×6個 【かまなくてよい】
↓白味魚と野菜(かまなくてよい)
アサヒグループ食品 バランス献立 白身魚と野菜 クリーム煮 100g×24袋入
『バランス献立』は、キューピーの『やさしい献立』に似ていますね。
『バランス献立』の口コミをみてみると、「おいしい」おいしいという評価が多くあります。
味付けの細かい点は違いがあると思いますが、『バランス献立』は、『やさしい献立』ともに満足できる市販品の介護食品であると思います。
市販品の介護食品の表示区分について|ムース食・ソフト食
ところで、市販品の介護食にはソフト食やムース食と記載してある製品もあれば、記載してない製品もあります。
キューピーなど市販の介護食品には、ソフト食やムース食と記載されてないと思います。
キューピーなど市販の介護食品では、やわらかさの基準を「かまなくてよい」などと記載しています。
一般的に特養などの介護施設では、「ソフト食・ムース食・ミキサー食」という介護食の形態名を使います。
しかし、市販品のレトルトでは、「ソフト食・ムース食・ミキサー食」という介護食の表示を行わず、「かまなくてよい」と表示しています。
なぜ、介護施設で「ソフト食」とされる介護食が、市販の介護食品では「舌でつぶせる」と表示されるのでしょうか。
その理由は、市販品の介護食では、柔らかさの表示区分に「ユニバーサルデザインフードの表示区分を採用」しているからなのですね。
では、ユニバーサルデザインフードとは何かですが、ユニバーサルフードとは介護食の食形態の一つの基準になります。
「ユニバーサルデザインフードの表示区分や介護食の食事形態」についてまとめた記事もあります。
「介護施設や市販品の介護食の柔らかさの区分の違い」を知りたいときは、キューピー介護食※区分4・区分3に相当するやさしい献立はこれ♪レトルトを参考にしてみてください。
ソフト食(ムース食)はどのような方に適した介護食かというと、主に『歯がない方、噛む力があまりない方、飲み込む力が弱くなった方』に適した介護食といえます。
↓ソフト食・ムース食の違いはこちら
ペースト食とは※ミキサー食・ソフト食・ムース食・ゼリー食との違い
ムース食ソフト食とは|おいしい介護食
先ほどご紹介したように、市販品のソフト食(ムース食)の献立の一例として、3つの市販品を選んでみました。
≪ソフト食(ムース食)市販品の献立の一例≫
- ミキサーがゆ
- 白身魚と野菜のムース
- かぼちゃのムース
この献立を基本にして、みそ汁とお茶を用意すれば、おいしいソフト食(ムース食)に対応できる介護食になると思います。
ソフト食のみそ汁の具について|とうふがおすすめ
ソフト食(ムース食)のみそ汁の具は豆腐がおすすめです。
とうふはソフト食でもそのまま使用できる食材ですので、ソフト食のみそ汁の具に最適ですよ。
ちなみに、ネギなど触感の硬いものは誤嚥(ごえん)につながります。
ですので、ソフト食(ムース食)のみそ汁には、ネギなど硬いものを具にするのはやめましょう。
≪誤嚥(ごえん)とは≫
- 誤嚥とは食べ物などを飲み込んだときに食道ではなく気管にものが入ること
- 高齢者が食事中に大きな咳をしだすと誤嚥をしている可能性があります
↓誤嚥についての記事はこちら
誤嚥性肺炎|自宅でできる3つの誤嚥対策とは|口腔ケア・食事前介護食
高齢者と嚥下力(えんげりょく)
嚥下力が弱くなった方は誤嚥(ごえん)を引き起こしやすくなります。
とくに、高齢者は嚥下力(えんげりょく)が弱くなっていますので、誤嚥を起こしやすい傾向にあります。
※嚥下力(えんげりょく)とはものを飲みこむ力のこと
硬い食べ物は誤嚥につながりますが、汁物などさらさらとした飲み物も誤嚥しやすくなります。
ですので、嚥下力の弱い方にさらさらとした飲み物を提供するときは、誤嚥対策としてとろみをつけることも大事になってきます。
ソフト食(ムース食)で味噌汁やお茶を用意するときも、誤嚥を防ぐためにとろみをつけるのがおすすめです。
≪汁物・水分はとろみをつけましょう≫
- 味噌汁…豆腐・とろみ剤
- お茶…とろみ剤
↓ 介護施設でよく使われるとろみ剤
市販のとろみ剤についてまとめた記事もあります。
とろみ剤について詳しく知りたいときは、固形化補助食品・とろみ剤とは|種類・比較表・非加熱|半固形化補助粉末を参考にしてください。
ソフト食(ムース食)にはスプーンがおすすめ
ソフト食(ムース食)を食べる方は、口が大きく空かないことがあります。
また、ソフト食(ムース食)はとてもやわらかいのが特徴です。
そういったことから、ソフト食(ムース食)では、小さなスプーンを使って食べるのがおすすめです。
できれば、口当たりのいいシリコンのスプーンがいいと思います。
シリコンのスプーンは口当たりがいいので、歯がスプーンに当たってもカチカチとしないのが良い点です。
↓おすすめのスプーン
↓介護スプーンの記事はこちら
介護施設にある介護用(自助)スプーンの種類とは|使い方・選び方・食事
↓介護食器(自助食器)の記事はこちら
介護食器の選び方・使い方|おすすめの自助食器・コップ・お皿とは
まとめ
キューピーなど市販品の介護食で、おいしいソフト食(ムース食)の献立をご紹介してきました。
最近は、アマゾンや楽天でソフト食(ムース食)に対応できる介護食もたくさん市販されています。
ソフト食(ムース食)作りに迷ったときや、忙しいときのソフト食(ムース食)の予備として、市販品のソフト食(ムース食)を利用してみてはいかがでしょうか?
ソフト食(ムース食)を自宅で作りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
↓自宅でソフト食を作りたい方におすすめ
ペースト食作り方※とろみ剤や「まとめるこ」など使用|簡単介護食
↓介護食通販宅配の記事一覧
冷凍介護食|ムース食のお弁当の販売店(通販)|やわらかダイニング・取扱店
嚥下困難食※宅配サービスの探し方|やわらか食・ペースト食・介護食を自宅配達
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