認知症の暴言暴力に困ったときにすること

認知症の症状は人によってさまざまです。

なので、認知症の症状がある方でも、一見するだけでは認知症なのどうかが分からないときがあります。

認知症の方の暴言暴力に困ったらどうすれば良いの?

身近な方が認知症になって、暴言暴力が出始めたらどうすればいいのでしょうか。

それには2つのことが考えられます。

≪認知症の方の暴言暴力に困ったときにすること≫

  1. 認知症に詳しい方に相談する
  2. 認知症の方の妄想を否定しない

①認知症に詳しい方に相談する

認知症の方の暴言暴力が始まったら、認知症に詳しい方(役所の福祉課や病院など)の相談をしましょう。

どんな問題でもそうですが、介護においても一人で悩むことはよくありません

身近な方の暴言暴力は人に相談しずらいと思いますが、相談することが問題解決への一歩になります。

認知症の相談は恥ずかしいことではなく普通のことです。

困ったことがあれば、まずは認知症に詳しい方に相談するのが一番良い解決方法になると思います。

②認知症の方の妄想を否定しない

認知症の方と接するときに大事なことは、『認知症の方の話しを一方的に否定しない』ということです。

認知症の特徴として妄想が起きることがあります。

認知症の方の妄想は、普通の人には妄想と分かる話しでも、認知症の方にとっては現実のことなのです。

もし、認知症の方の妄想を、周りの人が妄想と一方的に決めつけて認知症の方のとコミュニケーションをとるとどうなるでしょうか?

想いがうまく伝わらない認知症の方は不満がたまり、その不満が暴言暴力という形として出てくるようになるかも知れませんね。

認知症の方との接し方で認知症の方の症状が大きく変わることがあります。

認知症の方と上手くコミュニケーションが取れるように、認知症の方の話しを否定しないで受けとめることが大事といえます。

認知症の症状

認知症の症状の一つとして『ある一部分の記憶だけが現実と違う(いわゆる妄想)』ということがあります。

例えば、『ご飯を食べたのに食べていない』といったり、『買い物に行ったのに買いものにいってない』といったりすることです。

認知症に関わったことがない方には、以上のような症状が認知症の症状であると気が付かないことがよくあります。

しかし、このようなことが何回も続くと、次第に「なんとなくおかしい‥」と思うようになるのですね。

認知症の症状|暴言暴力

認知症になると、暴言を吐いたり暴力をふるったりするようになることがあります。

認知症の方がこのような状態になると周りの人、例えば家族などは暴言暴力をやめさせようとします。

しかし、暴言や暴力をしないように説得をしてもうまくいかないことが多いと思います。

暴言暴力が続くと家族は疲れはて、暴言暴力のある認知症の方とどう接すればいいのか分からなくなると思います。

このようになって初めて、認知症に詳しい病院や認知症に対応している介護施設を探し始める方が多いのではないかと思います。

認知症の方の心の中

ところで、なぜ、認知症の方は暴言暴力を振るうようになるのでしょうか?

その理由は、認知症になったからという理由だけではないと思います。

人は認知症になるならないに限らず、暴言を吐いたり暴力を振るったりすることがあります。

暴言暴力は子供によく見られる特徴ですね。

子どもは自分の気持ちをうまくコントロールできないので、暴言暴力をしてしまうように思います。

そういったことを考えると、認知症になると自分の気持ちがコントロールできなくなるので、暴言暴力を振るうようになるのだと思います。

自分の思いが伝わらない、自分の思いどおりに行かないと、人は誰でもイライラしてきますね。

暴言暴力の行動に出る認知症の方も、物事が自分の思いどおりに行かないために暴言暴力に走るのだと思います。

認知症の方との対話

家族など身近な人が認知症になり、暴言暴力が出てきたらどうすれば良いのでしょうか。

その1つの方法として、『認知症の方が何をいいたいのかを理解しようと努力すること』があげられます。

では、具体的に認知症の方とどのように接すればいいのかですが、それは、『認知症の方が話しが妄想であると分かっていても否定をしない』ことといえます。

認知症の方は妄想を現実の出来事として受け止めることがあります。

周りの人は妄想と分かっていても、認知症の方が現実だと思っている妄想を、一方的に妄想だとして否定してしまえば、認知症の方は「自分の気持ちが伝わらない」という不満がたまってきます。

毎回自分の話しが否定されれば、自分の想いが伝わらない不満がたまりが暴言暴力という行動につながりやすくなります。

普通の方でも自分の話をいつも否定されると不満がたまり、そうなると、ちょっとした事で暴言暴力が出てくるのではないでしょうか。

認知症の方の暴言暴力に走る心の内を考えて見ると、思いが伝わらず不満がたまることが暴言暴力の原因の1つと考えていいと思います。

認知症の方との接し方の記事もあります。

認知症の方とのコミュニケーション法を知りたい方は認知症の方と上手にコミュニケーションを取る方法を参考にしてみてください。

認知症の方との接し方の新しい技法

認知症の方とのコミュニケーション法としてユマニチュードという技法があります。

↓ユマニチュードとは

ユマニチュードの技法を使うと『認知症の方の症状が良くなった』『認知症の方が穏やかになった』などの効果が報告されています。

ユマニチュードの考え方の基本は『相手を理解して受けとめること』。

ユマニチュードの記事もあるので、ユマニチュードが気になるときはユマニチュード|人とのかかわりあいの原点|認知症ケアを参考にしてみてください。

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