認知症に共通する3つの症状|妄想・記憶障害・徘徊

認知症とは病名ではなく症状のことになります。

認知症とは症状ことなので、認知症の症状にはさまざまな症状があります。

認知症の症状を上げてみると、以下のような症状があります。

≪認知症の症状≫

  • 妄想
  • 記憶障害
  • 徘徊

認知症の症状① 妄想

認知症の症状には「妄想」があります。

認知症の妄想には、どのような妄想があるのかいうと、いろいろな妄想があります。

≪認知症の妄想の一例≫

  • 物を誰かに取られた
  • お友達が家に来るから帰らないといけない
  • など…

認知症の方にとって妄想は現実に起きたことといえます。

周りの人が妄想と分かっていることでも、認知症の方にとっては現実のことなのですね。

なので、周りの人が妄想をして居る認知症の方に「あなたは妄想をしている」といても通じません。

ここに、認知症のケアの難しさがあるといえます。

認知症の症状② 記憶障害

認知症の症状には「すぐ前の記憶がなくなる」という記憶障害もあります。

認知症の記憶障害は妄想を似ていますが、『妄想は現実に起きていないことが起きたということ』で、『記憶障害は起きたことをすぐ忘れてしまうこと』といえます。

では、実際に認知症の方の記憶障害はどのようなものがあるのでしょうか?

≪認知症の記憶障害の一例≫

  • さっきご飯を食べたばかりなのに「ご飯を食べていない」という
  • さっきトイレにいったのに「行っていない」といったりするよう
  • おでかけから帰ってきた時点で「自分だけおでかけしてない」という

認知症の方の記憶障害には、以上のような症状があります。

認知症の記憶障害は、以前には『老人ボケ』といわれていたことだと思います。

認知症の記憶障害は多くの認知症の方に現れている症状です。

認知症の方に記憶障害が現れたときに、「さっき○○したばかりですよ…」といっても認知症の方には通じません。

先ほどお話ししたように、認知症の方にとっては、妄想も記憶障害も現実のこととして起きていることなのです。

現実として起きている認知症の方に「それは記憶障害ですよ」といっても理解してもらえないのは当然ですね。

このような場合は、まずは、認知症の方の現実を認めてあげることが認知症のケアでは大事といわれてます。

↓認知症のケアの方法

認知症の方と上手にコミュニケーションを取る方法

ユマニチュード|人とのかかわりあいの原点|認知症ケア

認知症の症状③ 徘徊

『徘徊』も認知症の症状の一つです。

認知症の方が徘徊するのには、それぞれに理由があります。

≪認知症の徘徊の理由の一例≫

  • 買い物に行く
  • 病院に行く
  • お友達に会いにいく
  • 仕事に出かける
  • 昔住んでいた家に帰ろうとする
  • など…

認知症の方には「何かしらの目的」があって外出します。

普通の方から見ると徘徊なのですが、認知症の方にとっては目的のある行動なのですね。

なので、まわりの人が認知症の方の徘徊をやめさせるのは難しいものがあります。

また、徘徊をさせないように見守っていても、いつの間にか外へ出ていってしまっていることも良くあります。

このように、認知症の方は理由があって外出するのですが、外出しているときに『自分がなぜ外出しているのか分からなくなる』ことがあります。

また、単に『道に迷ってしまうこと』もあります。

その結果、ウロウロと徘徊してしまう結果になるのですね。

認知症の方の徘徊は社会問題になるほどの問題になっていますが、その原因は、徘徊の結果、行方不明になったり事故のあう方の人数が多くなっているからといえます。


引用:https://r.nikkei.com/article/DGXLASDG14HB2_V10C17A6CR0000

認知症と2025年問題

認知症の人数は今後、ますます多くなるといわれてます。

その理由は、『2025年に団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になり、認知症の発症が増えてくると予想される』からなのですね。

団塊の世代が後期高齢者になる問題は2025年問題といわれているので、ご存知の方もいると思います。

↓2025年問題の詳細はこちら

2025年問題|医療と健康寿命と施設の関係はこうなる!

2025年以降、ますます増えてくると予想される認知症の方にどう対処していくのか?

それがいまの介護問題の対策の一つといえます。

まとめ

認知症に共通する3つの症状をご紹介してきました。

≪認知症の症状≫

  • 妄想
  • 記憶障害
  • 徘徊

認知症は症状のことなので、『妄想・記憶障害・徘徊』以外にもさまざまな症状があります。

認知症のことを理解したい…

このように思ったときは、まずは、認知症の症状を知ることから始めるのがいいと思います。

そして、同時に、認知症の方を接することができる、施設訪問ボランティアなどの活動にも参加されてみるのもおすすめです。

余話として

管理人tsubameは特別養護老人ホーム有料老人ホームで働いたことがあります。

老人ホームで「入居者の方の何人位が認知症ですか?」と聞いたところ、「ほとんどの入居者の方が認知症です…」と返事が帰ってくることもよくありました。

このように、程度の差があるものの高齢者(ここでは85歳以上)のほとんどの方が、認知症になってしまうのが現状なのかなと思います。

↓関連記事

認知症の暴言暴力に困ったときにすること

グループホーム|認知症対応型共同生活介護とは

認認介護の読み方とは|老老介護とどう違うの?現状・問題点・対策|認知症

認知症予防※日記をつける効果と書き方とは|日記帳のつけ方のポイント

高齢者の一人暮らしの見守りサービス|離れた親