介護保険サービスの種類

介護保険サービスは細かく分類すると20種類以上のサービスがあります。

大まかに介護保険サービスの内容を分けてみると、以下の3つに分類されます。

≪主な介護保険サービス≫

  • 居宅サービス
  • 施設サービス
  • 地域密着型サービス

居宅サービス

居宅サービスとは、家(居宅)に住んでいる要介護者や要支援者が介護保険を利用して介護サービスを受けることができる介護保険サービスのことです。

居宅サービスには訪問介護や訪問看護などがあり、要介護者や要支援者は必要に応じて居宅介護サービスの提供を受けることができます。

また、居宅サービスには、通所サービス(デイサービス)や短期入所サービス(ショート入所)などの介護サービスも含まれます。

実家に住んでいる人が利用する介護保険サービスは、基本的に居宅サービスになります。

また、住宅扱いになる有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に住んでいる方も、居宅サービスを利用することになります。

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

介護付き・住宅型・健康型|有料老人ホームとは

サービス付き高齢者向け住宅とは

施設サービス

施設サービスとは、介護保険法で定められた施設(介護保険3施設)で受けることができる介護サービスのことです。

≪介護保険3施設≫

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 介護療養型医療施設

介護老人福祉施設=特別養護老人ホームになります。

介護老人福祉施設とは介護保険法で定められた名称で、特別養護老人ホームは老人福祉法で定められた名称です。

介護保険の施設サービスを使える施設はこの3つの施設だけになります。

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅も介護施設と呼ばれますが、介護保険サービスの施設サービスを受けることができません。

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は一応は居宅扱いになります。

なので、有料老人ホームやサ高住で介護保険サービスを受けたいときは、居宅サービスを申し込むことになります。

ただ現状として、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅で居宅サービスではなく施設サービスを受けたいというニーズが以前からありました。

そこで、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅でも介護保険の施設サービス並みの介護サービスを受けることができるような仕組みができました。

その仕組みとは、以下のような仕組みになります。

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は居宅扱いでしたが、一定の国の基準を満たせば特定施設扱いになり、施設サービス並みの介護サービス提供することができるようになったことです。

特定施設を詳しく知りたいときは【重要】特定施設入居者生活介護とはを参考にしてください。

↓関連記事

特別養護老人ホームの役割と歴史とは

介護老人保健施設|いわゆる老健とは

地域密着型サービス

地域密着型サービスとは、地域密着型サービスの事業所の指定を受けた施設や事業者を利用したい場合、その施設や事業所がある住所に住んでいる(住民票がある)方が利用できる介護サービスです。

なぜ、地域密着型サービスができたかというと、居宅サービスや施設サービスでは要介護者が求める介護サービスに対応しきれなくなってきたという現状がでてきたからです。

介護保険法は2000年にできましたが、地域密着型サービスは2006年に新設されました。

居宅サービスや施設サービスの事業者は都道府県が指定しますが、地域密着型サービスの事業者は市町村が指定します。

なので、地域密着型サービスは、地域の実情に合ったサービスを提供することが可能になります。

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は地域密着型サービスになります。

認知症と地域密着型サービス

地域密着型サービスが新設されたもう一つの理由は認知症対策です。

認知症の方の特徴として、今まで住んだことのない場所(介護施など)や人の見慣れない人の所では情緒が不安定になる傾向があります。

認知症の方が情緒不安定になると認知症の症状が進んだり、人を困らせたりすることが問題になっています。

このことに対応するために、地域密着型サービスの一つであるクループホーム(認知症対応型共同生活介護)は作られました。

グループホームは、認知症の方の症状に合わせて、小規模で住み慣れた家のような雰囲気の施設に作られるように法律で決まっています。

また、グループホームでは、住み慣れた地域の住民と交流ができるようにとも考えられています。

このように、グループホームをはじめ、地域密着型サービスは地域の実情に合わせた介護サービスを展開することを目的とされています。

↓グループホームの詳細はこちら

グループホーム|認知症対応型共同生活介護とは

介護保険サービスの分類と一覧

介護保険サービスについて簡単にご紹介してきました。

介護保険サービスについては広島市のホームページが分かりやすくておすすめです。

≪サービス種類別分類・基準種別分類 一覧≫

1 サービス種別
01 全サービス共通
02 居宅サービス共通
03 施設サービス共通
04 地域密着型サービス共通
05 訪問系サービス共通
06 通所系サービス共通
11 訪問介護事業
12 訪問入浴介護事業
13 訪問看護事業
14 訪問リハビリテーション事業
15 居宅療養管理指導事業
16 通所介護事業
17 通所リハビリテーション事業
18 短期入所生活介護事業
19 短期入所療養介護事業
20 特定施設入居者生活介護事業
21 福祉用具貸与事業
22 特定福祉用具販売事業
23 居宅介護支援事業
24 介護老人福祉施設
25 介護老人保健施設
26 介護療養型医療施設
27 住宅改修
40 定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業
41 夜間対応型訪問介護事業
42 認知症対応型通所介護事業
43 小規模多機能型居宅介護事業
44 認知症対応型共同生活介護事業
45 地域密着型特定施設入居者生活介護事業
46 地域密着型介護老人福祉施設
47 複合型サービス事業
引用:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/qa/index.html

介護保険サービスは分かりにくいので、時間をかけてゆっくりと勉強していきましょう。

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