固形化補助食品・とろみ剤とは|種類・比較表・非加熱|半固形化補助粉末

「とろみ剤」と「固形化補助食品」の特徴や製品一覧についてまとめました。

≪とろみ剤と固形化補助粉末の比較表≫

とろみ剤 固形化補助食品
・とろみ剤とは「料理や飲みものにトロミをつける食品」のこと。
・市販のとろみ剤のほかには、片栗粉・くず粉などでトロミを付けることも可能。
・固形化補助食品とは「ミキサーなどでペースト状にした料理を再び成型させるための食品」のこと。
・半固形化補助粉末といわれることもある。
・嚥下(えんげ)が困難な方の料理に利用する
・ミキサー食を作るときに利用する
・ソフト食(ムース食)を作るときに利用する

※嚥下(えんげ)とはものを飲みこむこと

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とろみ剤・固形化補助食品の製品一覧|比較表

とろみ剤や固形化補助食品の製品一覧・比較表を作りました。

市販の「とろみ剤」や「固形化補助食品」の種類を知りたいときは、製品一覧表を参考にしてください。

とろみ剤の製品一覧表|とろみ調整剤

≪とろみ剤の製品一覧・比較表≫

メーカー 製品名 特徴 参考価格
クリニコ(森永乳業) つるりんこQuickly ・簡単にとろみがつけられる
・無味無臭で飲み物のとろみ付けに最適
3,024円
(入数:3g×50本×2箱)
クリニコ(森永乳業) つるりんこPowerful ・基本的な特徴はつるりんこQuicklyと同じ
・少量でとろみがつけられるのが特徴
3,024円
(入数:2g×50本×2箱)
クリニコ(森永乳業) つるりんこ 牛乳・流動食用 ・牛乳、流動食に最適のとろみ剤
・ミキサー食作りにも向くと思います
3,024円
(入数:3g×50本×2箱)
ニュートリー ソフティアs ・人気のとろみ剤
・介護施設で良く利用されている
・おすすめ

783円
(3g×50包/袋)

明治 トロメイク ・簡単にとろみがつけられる
・溶けやすいく使いやすい
2,305円
500g
キューピー トロミファイン ・料理を選ばない
・溶けやすく使いやすい
904円
(1.5g×50本)
アサヒ トロミエール ・味をかえない
・溶けやすく使いやすい
615円
(2.5g×30本)
日清オイリオ トロミアップエース  ・まとまりのあるしっかりとしたとろみがつく 1,092
(3g×50本)
メディファイン トロミナール ・使いやすい
・介護施設で使われている
1,296円
(3g×50包)
ヘルシーフード トロミスマイル ・混ぜやすい
・べたつかない
1,350円
(3g×50包)
ウエルハーモニー トロミーナ ・ハイパータイプ、レギュラータイプ、ソフトタイプがあり 965円
(2g×50本)
五洲薬品 トロミすっきり ・亜鉛配合のとろみ剤
・栄養機能食品(亜鉛)
1,049円
(2g×10包入)

※とろみ剤はとろみ調整剤ともいいます。
※各製品の詳細は、とろみ剤製品一覧表の製品名のリンクをクリックしてください。
※参考価格は公式通販サイトやアマゾンでの価格を参考にしています。
※参考価格は消費税8%時の税込価格になります。最新価格は各公式サイトをご確認ください。

※2019年9月現在の情報になります。

市販のとろみ剤の使い方

ご紹介した市販のとろみ剤は、すべて非加熱で使える製品です。

ですので、市販のとろみ剤の使い方はとても簡単です。

冷たい・温かいに関係なく、お好みの料理や飲み物にトロミをつけることができます。

市販のとろみ剤の販売店舗・取扱店

ご紹介した「とろみ剤」の一部は、お近くの薬局ドラッグストアで取扱いがあると思います。

ただ、薬局ドラッグストアの販売店舗により、取扱っているとろみ剤は違うと思います。

気になるトロミ剤があるときは、まずは、ツルハ・スギ薬局など、お近くの薬局ドラッグストアの店舗で取り扱いがあるか確認してみてください。

通販での取扱店は、Amazonがとろみ剤の種類が多いと思います。

口コミレビューのある「とろみ剤」もありますので、通販購入の場合は、まずはAmazonで「とろみ剤」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

≫Amazonのとろみ剤はこちら

とろみ剤に利用できる市販の食材

市販の食材で「とろみ剤」に利用できる食材もあります。

≪とろみ剤に利用できる食材≫

  • かたくり粉
  • コーンスターチ
  • くず粉
  • 粉寒天

以上の食材は料理のとろみ付けに利用できます。

ただ、かたくり粉などの「とろみ剤に利用できる食材」の使い方には条件があります。

その条件とは「とろみをつけるときに加熱する必要がある」ということです。

「かたくり粉」や「コーンスターチ」でとろみをつけるときは、加熱する料理のとろみ付けに使用しましょう。

お水・冷たいお茶・ジュースなどのとろみ付けは、加熱する必要がない市販のとろみ剤(トロミ調整剤)がおすすめです。

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固形化補助食品の製品一覧表|半固形化粉末

≪固形化補助食品の製品一覧・比較表≫

メーカー 製品名 特徴 参考価格
クリニコ まとめるこeasy ・加熱しなくても固形化できる
・使いやすい
3,564円
(2g×50本×2箱) 
ニュートリー ソフティアG ・85℃以上で使用する
・温かい料理におすすめ
・介護施設で活躍
831円
(1.5g×50包/袋)
ニュートリー ソフティアU ・おかゆ用
・70℃以上で使用
1,569円
(3g×30包/袋)
メディファイン プリンナール ・80℃以上で使用する
・温かい料理におすすめ
・介護施設で活躍
5,307円
1kg

※固形化補助食品は半固形化粉末といわれることもあります。
※各製品の詳細は、とろみ剤製品一覧表の製品名のリンクをクリックしてください。
※参考価格は公式通販サイトやアマゾンでの価格を参考にしています。
※参考価格は消費税8%時の税込価格になります。最新価格は各公式サイトをご確認ください。

※2019年9月現在の情報になります。

固形化補助食品の使い方

固形化補助食品(半固形化補助食品)は「ソフト食(ムース食)」を作るときに使います。

固形化補助食品の使い方は製品によって大きく違います。

「非加熱で使える製品」と「加熱しないと固まらない製品」があります。

ですので、作るソフト食によって、非加熱か加熱か、どちらかの固形化補助食品を選ぶ必要があります。

固形化補助食品でソフト食を作りたいときは、まずは、各メーカーの公式サイトで製品の特長や使い方を、一度、調べてみることをおすすめします。

このサイトには、クリニコの「まとめるこeasy」と「ソフティアU」の使い方をまとめた記事もあります。

「まとめるこeasy」や「ソフティアU」の使い方を知りたいときは、ペースト食作り方※とろみ剤や「まとめるこ」など使用|簡単介護食を参考にしてください。

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固形化補助粉末の販売店

「まとめるこeasy」などの固形化補助食品は、とろみ剤に比べると、薬局ドラッグストアなどでの実店舗での取扱が少ないと思います。

ですので、お近くの薬局ドラッグストアなどで「固形化補助食品」が見つからないこともあると思います。

お近くに「固形化補助食品」の販売店・取扱店舗がないときは、通販購入がおすすめです。

アマゾンには「とろみ剤」だけでなく「固形化補助食品(半固形化粉末)」の取扱いもあります。

固形化補助食品がお近くの店舗にないときは、アマゾンでの購入がお手軽なのでおすすめです。

≫まとめるこeasyはこちら

≫ソフティアUはこちら

まとめ

とろみ剤や固形化補助食品について、各製品の特徴の比較や、製品一覧表をご紹介してきました。

とろみや固形化補助食品は介護食作りになくてはならない製品です。

各製品にはそれぞれの特徴がありますので、自分の必要とする製品をしっかりと選んで、介護食作りを行っていきましょう。

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