自宅でやわらか食やペースト食など嚥下困難食を作るのは大変だと思います。
介護食を作るのに慣れている人なら、自宅でやわらか食などの嚥下困難食を作ることはできます。
それでも、ペースト食を自宅で作ろうと思ったら、それなりに時間がかかるのが実情です。
自宅でやわらか食やペースト食などの嚥下困難食を作りたいけど毎日は無理かも…
こんなときは、やわらか食などを自宅に配達してくれる宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
そこでこれから、嚥下困難食は自宅で作りたいけど毎日は難しい方のために、やわらか食などの嚥下困難食を毎日自宅に届けてくれる宅配サービスの調べ方をご紹介していきます。
↓自宅でペースト食に挑戦したい方におすすめ
嚥下困難食の宅配サービスの探し方|やわらか食・ペースト食
やわらか食やペースト食など、嚥下困難食を自宅に配達してくれる宅配サービスを探す方法は、「宅配ごはん案内」という新しいサイトを利用する方法が便利だと思います。
宅配ごはん案内は「自宅に配達してくれる宅配サービスを手軽に比較できる」サイトで、2017年12月からサービスが始まりました。
団塊の世代が高齢化していく中で、自宅で介護食を必要とする世帯が増えることから、このような宅配サービス比較サイトができたのだと思います。
宅配ごはん案内を使えば、『お手軽に自宅にやわらか食やペースト食など嚥下困難食を配達してくれる宅配サービスを見つけることができる』というわけです。
宅配ごはん案内をどうやって使うのかを、簡単にご紹介していきましょう。
ただ、ここで一つだけ注意点があります。
介護食には柔らか食・ペースト食・嚥下困難食などいろいろな呼び方があります。
なのでここでは、嚥下困難食のことを介護食、ペースト食のことをムース食(ソフト食)として取扱っていきます。
ペースト食・ソフト食などの違いを先に知りたい方はペースト食とは※ミキサー食・ソフト食・ムース食・ゼリー食との違いをご覧ください。
では、宅配ごはん案内の使い方をご紹介していきます。
宅配ごはん案内の使い方
宅配ごはん案内の使い方はとっても簡単です。
宅配ごはん案内の画面の郵便番号を入れる所に自宅の郵便番号を入れるだけで、自宅に配達してくれる宅配サービスを見つけることができます。
例えば自宅が東京都板橋区栄町だとすると郵便番号は173-0015なので、宅配サービスの郵便番号を入れる所に「1730015」と入力します。
※1730015と入力。「173-0015」の173と0015の間の-(ハイフン)は入力しません。
↓宅配ごはん案内のTOP画面
↓自宅の郵便番号を入れる
↓クリックすると自宅にお届け可能なサービス一覧が表示されます
↓宅配サービス会社① ムース食(ペースト食)・柔らか食がありますね。
↓宅配サービス会社② 柔らか食の介護食(嚥下困難食)があります。
↓宅配サービス会社③ この宅配サービスにも柔らか食があります。それにしてもこの宅配弁当は豪華ですね。ちなみに、この宅配サービスは「ベネッセおうちごはん」です。
以上のように、「宅配ごはん案内」を利用すれば、自宅に配達してくれる介護食の宅配サービスを見つけることができます。
また、「宅配ごはん案内」で申し込める介護食を眺めていると、いろいろな介護食があるので、介護食を選ぶ目も鍛えられると思います。
介護食が必要なときは「宅配ごはん案内」を参考にしてください。
まとめ
自宅に配達してくれる介護食(嚥下困難食)の宅配サービスを簡単に見つける方法をご紹介してきました。
ご紹介した「宅配ごはん案内」は2017年12月に始まったサービスなので、まだ、知ってる人は少ないかも知れません。
しかし、これから、「宅配ごはん案内」のような介護食(嚥下困難食)を自宅に配達してくれる宅配サービスを比較できるサイトは増えていくでしょう。
自宅でやわらか食・ペースト食などの嚥下困難食が必要になったとき、さまざまな事情により毎日作ることが無理なこともあります。
そのときは、無理をしないで、宅配サービスの利用も検討してください。
ちなみに、この記事では、すぐに食べれられる宅配弁当サービスをご紹介しましたが、冷凍弁当の宅配サービスの利用がいい場合もあると思います。
このサイトでは高齢者の健康食の冷凍弁当宅配サービスを比較した記事もあります。
冷凍弁当宅配サービスが気になるときは、そちらの記事を参考にしてください。
冷凍弁当宅配サービスの記事は、介護食を取り扱ってる宅配サービスは少ないですが、高齢者の健康食の取扱いは多いです。
↓冷凍弁当宅配サービス比較の記事はこちら
冷凍弁当宅配サービス※高齢者の健康食・介護食|シニア一人暮らしのおかず
追記:介護食の名称について
ここで少しだけ、介護食の名称についてご紹介しておきたいと思います。
このサイトの管理人tsubameは、老人ホームで提供される普通の食事、やわらか食・ペースト食・ミキサー食などの嚥下困難食を作れます。
- 嚥下(えんげ)とは、ものを飲みこむこと
- 嚥下困難食とは、嚥下力が弱くなった方のための介護食のこと
いろいろな介護食を作ってきて思ったことがあります。
それは、「介護施設によって介護食の名称が統一されていない。介護施設によって提供される介護食に違いがある」ということです。
この記事では、やわらか食・ペースト食・嚥下困難食という介護食名を使いましたが、高齢者施設によっては、これらの介護食名は、別の介護食名で言い換えられることもあります。
なので、ある介護施設ではソフト食といってる介護食が、別の施設ではムース食といわれることがあります。
このように、同じような介護食でも呼び方が違うと、介護食に詳しくない方は、自分が必要とする介護食が分からなくなると思います。
そこでここでは、介護食の違いを知りたい方のために、簡単に、やわらか食・ペースト食・嚥下困難食について説明しておきますね。
≪やわらか食≫
やわらか食とは普通の人が食べる料理を柔らかくした料理になります。
柔らかさのレベルは食べる人の身体の状態によって決めます。
例えば、歯がある人で噛む力が弱くなった人にはちょっと柔らかめの料理、ソフト食までは必要ないけど噛む力が結構弱い人にはかなり柔らかい料理を提供します。
≪ペースト食≫
ペースト食とはミキサーなどにかけてペースト状にした料理のことです。
ペーストとは「ノリのような」という意味があります。
ペースト食に似た介護食には、ソフト食・ムース食・ミキサー食です。ペースト食やミキサー食などの違いは粘土・成型の違いにあります。
ちなみに、ゼリー食という介護食もありますが、ゼリーはペースト食とは違うと管理人tsubameは思っています。
ゼリー食は寒天などで固めてるので、やわらかくないことがあるのがその理由です。
≪嚥下困難食(えんげこんなんしょく)≫
嚥下困難食とは嚥下機能が弱くなった人のための食事です。
分かりやすい言えば介護食のことです。
厳密にいえば、嚥下(えんげ)とはものを飲み力のことでなので、嚥下困難食とはものを飲みこむ力が弱くなった人のための料理。
ただ、嚥下が困難な人は食べる力が弱くなった人といえるので、一般の人は嚥下困難食=介護食と捉えていいと思います。
介護食の名称や形態はとても複雑で、老人ホームで介護食を作れる管理人tsubameでも介護食の分類は難しいと思います。
なので、ミキサー食・ソフト食・ムース食などの違いをまとめた記事を作りました。
介護食が良く分からないときは『ペースト食とは※ミキサー食・ソフト食・ムース食・ゼリー食との違い 』を参考にしてください。
常食・一口大・刻み食など、介護食の種類を知りたい方、以下の記事を参考にしてください。
↓介護食おすすめ記事
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