高齢者に適したウォーキングマシンには3つの条件があります。
≪高齢者に適したウォーキングマシンの条件≫
- てすりがついている
- 歩くところが平らである
- とてもゆっくりな速度調整ができる
以上の3つの条件を満たしたウォーキングマシーンを探してみたところ、アマゾンでとても良い高齢者に適したウォーキングマシーンが見つかりました。
Contents
高齢者に最適のウォーキングマシンはこれ|超低速・逆回転OK
ダイコーの低速電動ウォーカーは、手すりが歩くところ全部についてるので、安心して歩くことができます。
また、歩くところが平らなので、歩くときにつま先がひっかかる危険も少ないといえます。
速度調整も0.2kmからできるので、とてもゆっくりな歩行訓練もできますね。
普通の人が1時間歩いて時速4kmくらいなので、時速0.2kmがとてもゆっくりな速度ということが分かります。
このように、ダイコーの低速電動ウォーカーは手すりがついてて歩くところが平らで超低速から速度調整ができるので、高齢者に適したウォーキングマシンだと思いました。
後ろ歩きもOK
この低速電動ウォーカーは逆回転もできるので、後ろ歩きをしたいときも手すりをもって安全にできます。
ダイコーの低速電動ウォーカーのスペックは以下のようになっています。
本体サイズ:W64×L150×H131(cm)
本体重量:54kg
走行面サイズ:W37×L104(cm)
前進速度:0.2km/h~8.0km/h
後進速度:0.2km/h~3.0km/h
価格:¥ 69,660~
(2019年8月の情報)
低速電動ウォーカーの本体サイズは畳一枚に収まるくらいの大きさです。
本体重量は54kgなのでドラム式洗濯乾燥機より軽いくらいの重さですね。
アマゾンには、この低速電動ウォーカーの製品詳細や口コミ評価もありました。
≪アマゾンレビューより≫
「祖母の足が悪いためリハビリ用に購入しました。
この商品にした理由は、取っ手が体の両側に来るような形の電動ウォーカーが必要だったためです。
組立も難しくなかったですし、速さ調節も細かくかなり遅くもできますので、
リハビリに最適だと思いました。」「父の足腰が退院後に急激に弱り、散歩させるには路面の凹凸すら心配な歩行状態でした。
とにかく歩いて欲しくて探した結果の商品です。
商品の作り、安全性、価格、何より低速設定から始められ体調を考慮しながらゆっくり加速でき、全てにおいて満足です。
まずは、リハビリを検討されている方にお奨めです。」
引用:アマゾン
ダイコー低速電動ウォーカーが気になるときは、アマゾンを参考にしてみてください。
高齢者と歩くこと|老人ホーム
老人ホームで働くようになって分かったことがあります。
それは、高齢者の方は身体のどこから弱ってくるかというと足から弱ってくる方がとても多いということです。
老人ホームに縁がない方は分からないと思いますが、足腰から弱ってくる高齢者の方は、ほんと多いのですね。
なので、高齢になっても元気でいるためには、まずは足腰が丈夫であることがとても大事です。
では、どうすれば高齢者の足腰を鍛えることができるかですが、一番簡単な方法は歩くことです。
散歩するだけでも高齢者の足腰は鍛えることができます。
なので、高齢になってもいつまでも元気でいれるように、まずは歩くことを習慣にすることがおすすめです。
しかし、高齢になると外に出る気力がなくなったり、また、散歩に適した安全な歩道が近くにないこともあると思います。
そんなときに活躍するのが、室内で歩行ができるウォーキングマシンです。
管理人tsubameはいつもいってますが、ウォーキングマシンは高齢者の足の筋肉を鍛えるために最適の道具だと思っています。
ただ、ウォーキングマシンにもいろいろな種類があり、高齢者に向かないウォーキングマシーンを使うと転倒の危険も出てきます。
なので、高齢者でも安心して室内でウォーキングができるように、高齢者に適したウォーキングマシンを使いましょう。
↓100歳の元気の秘密をまとめています。
元気の秘密※100歳の健康法|食事・食べ物|100歳まで生きる
100歳で現役の本|医者・教育者・画家・サラリーマン・海外旅行|元気な人
高齢者におすすのウォーキングマシン|老人ホームで思うこと
ウォーキングマシンは高齢者の足腰を鍛える方法としておすすめのマシンです。
しかし、ウォーキングマシンの種類によっては高齢者の方に危険がともないます。
高齢者の方に向かないウォーキングマシンを使うとどんな危険があるかというと、「転倒」という危険があるのですね。
国民生活センターが発表した健康器具に関するデータがあります。
そのデータでは、健康器具で危害が一番多く発生した器具はルームランナーで、危害の内容は転倒・関節痛になっています。
≪家庭用健康器具による危害等について(国民生活センター)≫
今回対象にした「家庭用健康器具」とは、…一般消費者が手軽に購入し、運動をすることが可能な器具…危害が発生した器具はルームランナーがもっとも多く、転んですりむいた、関節痛になったという事例が多い。
【事例4】リハビリ目的で購入したが、急にスピードが出て転んだ
要支援 2 と認定された妻が、歩く練習のために電動のウオーキングマシンを購入した。まずは自分がウオーキングマシンに 2、3 分試し乗りをして、妻に替わった。それから 1 分後位に、急にスピードが出て妻が転んでしまい、足と肩を打って紫色になってしまった。(2011 年 9 月受付、70 歳代・女性・埼玉県)
引用:http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20120621_1.pdf
ウォーキングマシーンは高齢者の足腰を鍛えるおすすめのマシンといえますが、高齢者に適さないウォーキングマシーンだと転倒や関節を痛める原因になることが分かります。
では、高齢者に適したウォーキングマシーンはどのようなマシンかというと、はじめにお話ししたように、3つの条件があると考えます。
≪高齢者に適したウォーキングマシンの条件≫
- てすりがついている
- 歩くところが平らである
- とてもゆっくりな速度調整ができる
高齢者に適したウォーキングマシンの条件① 手すりがついている
高齢者に適したウォーキングマシンの一番の条件は「てすりがついていること」です。
老人ホームの歩行リハビリでは下の図のように両手を手すりで支えながら歩行訓練をします。
このように、老人ホームでは手すりにつかまって安全に歩行訓練をするので、「高齢者に適したウォーキングマシンも手すりがついている必要がある」と管理人tsubameは思うわけなのです。
高齢者に適したウォーキングマシンの条件② 歩くところが平らである
高齢者に適したウォーキングマシンの条件の2つ目は、歩くところが平らであることです。
高齢者はどうしても足腰が弱くなってますので、ウォーキングマシンの歩く面も安定している必要があります。
ウォーキングマシンの歩くところに傾斜がついてると、歩いているときにつま先が引っかかって転倒しやすくなります。
実際、高齢者の方は足が上がりにくくなり、つま先が引っかかって転倒することが多いのですね。
なので、つま先が引っかかりにくい靴下も販売されてるくらいなのです。
↓つま先が引っかかりにくい靴下
このように、高齢になると歩いてるときにつま先がひっかかりやすいので、高齢者用のルームランナーを選ぶときは、歩くところが平らである必要があります。
高齢者に適したウォーキングマシンの条件③ とてもゆっくりな速度調節ができる
高齢者に適したウォーキングマシンの条件の3つ目は、とてもゆっくりな速度調節ができることです。
高齢者の足腰を鍛えるためには歩くことが大事ですが、特別に早く歩く必要はありません。
先ほどもお話しししたように早く歩くと転倒や関節を痛める危険があるので、足腰の負担にならない速度で歩くのがおすすめです。
では、どのくらいの速度で歩くのがいいかですが、足腰の負担にならないように、とてもゆっくりの速度から歩き始めるのがいいと思います。
まずはとてもゆっくりから歩き始めて、ウォーキングマシンに慣れてきたら、自分に合った速度にするのがいいと思います。
そして、歩くのに慣れてきたら、30分くらいを目安に歩けるようになると、足腰がだいぶん鍛えられるのではないかと思います。
ゆっくり歩いて30分は大体1㎞くらいだと思います。
↓高齢者におすすめのエアロバイクはこちら
高齢者向けのエアロバイク※足の筋肉をつける脚力トレーニング方法|老人
まとめ
高齢者に適したウォーキングマシンについてご紹介してきました。
老人ホームでのことをお話ししましたが、高齢になると足から弱ってくる方がほんと多いです。
足から上はとても元気なのですが、足腰が弱くなると、どうしても車いすが必要になります。
もちろん、高齢になるといずれは車いすが必要になりますが、足腰を普段から鍛えておけば、車いすのお世話になるのも先延ばしできると思います。
管理人tsubameの経験を少しお話しすると、老人ホームに入居されたとき車いすの方がおられました。
ホーム内ではいつも車いすに乗っておられる姿をみかけてましたが、あるとき歩行補助器で歩いてるのをみかけました。
そのとき、「老人ホームに入居されたときは歩けなくても、老人ホームで歩行訓練をすることによって歩けるようにあるのだな」とはじめて思いました。
この記事で高齢者に最適なウオーキングマシンのことを書いたきっかけは、そのときの驚きがもとになっています。
↓そのときの記事はこちら
高齢者歩けるようになる事例※歩けない下肢筋力低下から|老人ホーム
高齢認になればどうしても足腰は弱くなります。
それは仕方がないことですが、高齢者には高齢者の足腰の鍛え方があります。
100歳でも現役のスキーをされていた三浦敬三さんも「高齢者には高齢者のトレーニング方法がある」といわれていました。
↓100歳の元気の秘密はこちら
元気の秘密※100歳の健康法|食事・食べ物|100歳まで生きる
いまから毎日少しずつ足腰のトレーニングをしていけば、80歳になっても90歳になっても、そして100歳になっても歩くことができるきっかけになるのではないかと思います。
記事では高齢者向けのウォーキングマシーンをご紹介しましたが、また今後、高齢者の足腰を鍛えるいろいろな方法もご紹介していきたいと思っています。
↓高齢者の足腰を鍛える記事はこちら