介護食器の選び方・使い方|おすすめの自助食器・コップ・お皿とは

介護施設で働いていると、いままで見たこともない食器やスプーンを目にすることがあります。

例えば、自助食器(じじょしょっき)と呼ばれる介護用のお皿や、スプーンの先が曲がっている介護スプーンなどです。

これらの、自助食器と呼ばれている介護用の食器はスプーンは、介護が必要となった方が食事を食べやすいように開発されています。

例えば、片手でご飯を食べなければならなくなったときでも、片手でもちゃんと料理をお皿からすくえるような工夫がしてあったり、

ものをつかむ力が弱くなった時でも使いやすいように、大きな取っ手がついていたりします。

このように自助食器は身体の自由が利かなくなった方にとって、とても大切であり必要な生活の道具といえるのです。

tsubameは介護施設でいろいろな自助食器を見てきましたが、「自分が使いたいな」と思うものや「これは使いにくそうだな」と感じたものがありますので、

この記事では、tsubameが介護が必要になった時に使いたい自助食器をご紹介したいと思います。

tsubameが使いたい自助食器と介護スプーン


petit aide 取っ手付き飯椀 梅花赤 HS-N43

tsubameが使いたい茶碗はこんな感じの茶碗です。

取っ手がついていますので、手の力が弱くなってもしっかりと茶碗を持つことができそうだと思いました。

茶碗のデザインもtsubame的に好みですので、皆様にもおすすめのできる一品です。

この茶碗は自助食器と呼ばれる介護用の茶碗なのですが、tsubameはこれまで介護施設で働いていて、取っ手がついている茶碗みたことがありません。

なぜ、取っ手が付いた茶碗がないのかというと、取っ手がついていると茶碗を収納するのに場所を取るので、取っ手付きの茶碗が採用されていないのだと思います。


持ち手付き レンジ汁椀 らくらく汁椀 380ml 杢目 71687

tsubameが使いたい汁椀はこれです。汁椀はみそ汁やお吸い物が入りますので、しっかりと手に固定できるものがおすすめです。

この茶碗の良いところは、取っ手がついていることと、胴体が深いですので、汁ものを入れたときに安定しやすいところです。

胴体が三角っぽい汁椀ですと持ちにくく、安定も悪いですので、汁椀はご紹介している汁椀くらいの胴体の深さがある方が使いやすいと思います。

ちなみに、取っ手が付いた汁椀も介護施設では見かけたことがありません。

その理由は、取っ手がないお茶碗が介護施設で見かけない理由と同じで、収納の問題ではないかと思っています。


自助食器 美華シリーズ 中皿 380ml

この画像では大きさが分かりにくいと思いますが、この自助食器はメイン皿に使うくらいの大きさがあります。

この自助食器はどのようにして使うのかといいますと、右手にスプーンをもって食事をするときには、上の画像のように食器を置いきます。

その理由は上の画像では食器の左側の方が深さがあり、お皿の底の角度が90度になっているのが分かると思いますが、

右側からスプーンで料理をすくうと食器の左はしの底でこつんとスプーンが当たって料理がすくいやすいようになっています。

tsubameはこのタイプの自助食器をはじめて見たときに、どのように料理を盛り付けて良いのか分かりませんでしたが、

今、お話ししました理由を厨房の方から聞いたときに、ようやくこの自助食器の使い方が分かりました。

ちなみに、このタイプの自助食器は良く介護施設で使われていました。


【すくいやすい食器】リズム(メラミン樹脂) 小鉢 ◆大 [MS-43RZ]

この自助食器は小鉢用に使いたいと思いました。このタイプの自助食器も介護施設でよく見かけるタイプですので、自助食器として優秀な製品であると思います。

この自助食器の説明にはメラミン樹脂とありますが、メラミン樹脂とはプラスチック食器のようなものです。

ただ、プラスチックと違うところは衝撃に強く耐久性がありますので、介護現場では良く使われるています。その代わりレンジはNGになっています。

なぜ、衝撃に強く耐久性があるメラミンが介護施設で使われるのかといいますと、介護施設では良く食器を落としてしまいます。

入居者の方が食事中に落とされることもありますし、食器をかたずけたり洗浄したりしているときに落とすこともあります。

このように食器にとって介護施設とはとても過酷な場所ですので、耐久性があり壊れにくいメラミン樹脂の食器が採用されています。

ちなみに、少しお高い有料老人ホームなどでは、高級感を出すためにメラミン食器は使わずに陶器の食器を使う施設が多いです。


木目 持ちやすい コップ 290ml クリーム 日本製 NMGS1H

tsubameに介護が必要になった時にはこのコップを使いたいと思いました。このコップの形は、飲み口と底の大きさが同じくらいですので安定感があります。

重心が高いコップですと、手がちょっとコップに当たっただけすぐに倒れてしまって危ないですので、介護用のコップには安定感がある形がとても大切であるといえるのです。

tsubameが介護食を食べるようになったら、できるだけスプーンで食べることができる料理を食べたいなと思っています。

身体の自由が利かなってくると箸を使うのも難しくなってきますが、扱いの難しい箸で無理して食事をしようとすると、ストレスになって食事が楽しく無くなると思うからです。

また、tsubameは消化の良い介護食を食べたいと思っていますので、柔らかい料理はスプーンの方が食べやすいかなと思っているのです。

例えば、かぼちゃの煮物を介護食で提供するときに良く皮をとって料理をしますが、皮を取ったかぼちゃを形を残したまま柔らかくするのは本当に難しいのですね。

ですので、よく献立でかぼちゃの煮物が出てくることがありますが、皮が取ってあるかぼちゃの煮物は、形がないものも良くあります。

しかし、形のないかぼちゃの煮物が出てきても入居者の方はおこりません。

なぜ、怒らないのかは分かりませんが、tsubameがもし入居者の方の立場だとすると、

「皮がないかぼちゃを介護食用に柔らかく煮つけるのは無理だよね。」

と思うからです。またかぼちゃは崩れていてもおいしいですので、おいしければ形がなくてもあまり問題にはならないのだと思います。

少しかぼちゃの話が長くなりましたが、柔らかくした介護食はスプーンの方が食べやすいですので、tsubameはスプーンだけで介護食を食べてもいいかなと思っています。

ただ、食事で使うスプーンにはこだわりがあります。そのような視点で介護用のスプーンを探していましたら、とても使いやすそうなスプーンを見つけました。


マーナ なにげないけどすごいスプーン 「小林カツ代の生活提案」 ピンク K600P

tsubameが使いたいスプーンの条件は2つあります。

  • 条件① シリコンのスプーン
  • 条件② スプーンの先が平らなもの

tsubameは、この2つの条件を満たしたスプーンを使いたいと思いっています。

なぜシリコンのスプーンを使いたいのかといいますと、シリコンのスプーンは柔らかいですので料理をすくいやすいからです。

また、シリコンは口当たりも良いですので、スプーンの違和感を感じずに食事をすることができるからという理由もあります。

さらに、スプーンの先が丸ではなく平らであると簡単にヨーグルトや、おかゆをすくう事ができますので、シリコンで先が平らのスプーンを使いたいと思っています。

先が平らで柔らかいシリコンのスプーンは本当にヨーグルトなどを一発できれいにすくえますので、介護が必要な方にだけではなく、すべての方におすすめできるスプーンなのですね。


タイキいいづか 長手盆 #415 かやもく 41.3×28.9×2cm

すべり止めのついたお盆。

お盆は、多くの介護施設で使われるほど介護施設での食事にとっての必需品になります。

介護施設では、入居者の方の食事形態がお一人お一人違いますので、お盆にお一人お一人の食事形態に合わせて配膳する必要があります。

入居者の方の食事形態は色々なものがあります。例えば、制限食では、カロリー制限・糖質制限・脂質制限・塩分制限・カリウム制限などがあります。

また、禁止食といってアレルギーがある食品では、サバ禁・タマゴ禁・乳製品禁・豆乳禁・そば禁などがありますし、

嚥下力(えんげりょく)の関係で、細長いものを食べるのが危険な方は麺禁という禁止食があり、嚥下力が弱くて誤飲(ごいん)してしまう方にはとろみをつけなければなりません。

  • 嚥下力(えんげりょく)…ものを飲み込む力。
  • 誤飲(ごいん)…食べ物や飲み物が間違って気管に入ること。

このように、介護施設に入居されておられる方お一人お一人の食事形態のあわせた食事をお盆に載せて提供しています。

こんな感じで提供します。

引用:http://sunlife-mai.co.jp/seikatsu/

このように、お盆は入居者の方の食事を間違わないためのとても大切な道具なのです。

そしてお盆のもう一つに役割はお盆にすべり止めが付くことによって入居者の方が食事を食べやすくなるというメリットもあります。

その理由は、入居者の方が食事をするときにすべり止めがお盆についていないと、お皿が動いて料理を取りずらいことがあるからです。

介護施設に入居されておられる方の中には、片手でご飯を食べられる方もおられますが、片手で料理を食べようと思うとどうしても食器が動いてしまいます。

この時にお盆にすべり止めがついていると、お皿の料理が取りやすいのですね。このような理由からお盆にはすべり止めがついている方が良いと思っているのです。

tsubameも介護が必要になる頃にはすべり止めのついたお盆を使いたいと思います。


ジョイント 箸 木箸 21cm シリコンジョイント付 サポート箸 介護用 AWSP45

実はtsubameは介護用の箸を介護施設で見たことがありません。

なぜ介護施設で介護用の箸が使われていないのかは分かりませんが、たぶん介護用の箸は使いにくいのだと思います。

箸を使う力が弱ってきた方のために介護用の箸は開発されたのだと思いますが、実際に要介護者の方が介護用の箸を使われてみると使いにくいのではないかと思っています。

tsubameが今、介護用の箸を使ってみたら使いにくいと感じると思います。まだ箸を持つ機能が弱くなっていないtsubameでさえ介護用の箸が使いにくいかもしれないということは、

要介護者の方にとってはさらに介護用の箸は使いにくいのではないかと思います。

このような理由から、介護用の箸は介護施設では使われていないのではないかと思いました。

tsubameと介護食器

tsubameに介護が必要になった時に使いたい介護食器をご紹介してきました。

介護食器にはいろいろな種類がありますが、実際に自分で使ってみなければ、どのような使い心地であるのかが分からないと思います。

今回の記事が、介護食器をお探しの中の方に、いろいろな介護食器の使い心地や特徴を少しでもお伝えできていればと思っています。

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