ユマニチュードは人とのかかわりあいの原点があるのかも知れません|認知症

ユマニチュードという言葉をお聞きしたことがあるかも知れません。

ユマニチュードは、認知症の方との接し方の一つの方法として、多くの介護関係者の間で注目されています。

ユマニチュードの基本概念は、人がどのような状態になったとしても人としてちゃんと接することが最も大切なことであると考えるていることです。

例え、寝たきりになったとしても、また認知症になっていろいろなことが分からなくなったとしても、

その方の意思と気持ちをできるだけ尊重して接することが大切であるとユマニチュードは考えています。

人は障害を持ったとしても、ユマニチュードのような接し方をされることによって、自分の中に生きる希望と目標見つけることができ、

それによって前へと進んで行けるエネルギーが身体の中から出てくる。

人にとって、何が大事かというとお金や健康が大切であることはもちろんですが、それよりも大事なものは目標や希望であり、

目標や希望があるからこそ、目の前のことにしっかりと取り組むことができ、目の前のことに集中して取り組むからこそ心が安定するのだと思います。

ユマニチュードにはこのように人を前向きにさせる力があるのではないかとtsubameは思っています。

ユマニチュードの方法

ユマニチュードは介護現場や医療現場で活躍している介護技術の一つですが、ユマニチュードの基本となる動きは4つあると言われています。

  • 見る
  • 話す
  • 触れる
  • 立つ

この4つの動作を組み合わせながら、要介護者の方と接していきます。

ユマニチュードの技術を開発されたのはイヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏のお二人になります。

次の動画では、イヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏がユマニチュードについての解説をしておられるDVDの一部を紹介している動画のようです。

引用:youtube

介護現場で働いているうちに分かったことがあります。

高齢になり寝たきりや認知症になってしまうと、自分自身に自信がなくなってしまうのではないかということが分かってきました。

寝たきりの方やほとんど話さなくなったように見える方、話しかけても全く反応がない方にこれまで接してこられたことがあるでしょうか。

もし、接したことがある方はご存知であると思いますが、話しかけても反応がない方と接すると、その方は何をお考えになっているのだろうと思われたかも知れません。

実際にtsubameも寝たきりで動けない方や話かけても反応がない方とはじめて接したときには、この方はtsubameの声が聞こえているのだろうかと正直に思ってしまいます。

しかし、そのような方に何度もお声をおかけしていると、あるとき突然、返事が返ってくることがあります。

返事といってもお声で返事が返ってくることもあれば、手で返事が返ってくることもありますし、またなんとなく返事が返ってきているような感じがすることもあります。

以前にもお話ししたことがありますが、お声をおかけしても反応がない方でも、心ではちゃんとtsubameのことを見ているといつも感じています。

▽以前お話しした記事はこちら

老人ホームや介護施設に入居されている方がいつも何を思っているのかと考えてみたことはあるでしょうか? テレビなどで老人ホームの風景が移...

人間は年を取って身体の自由が利かなくなってくると、自信がなくなり何もしたくない、誰とも話したくなくなる、といった状態になるのではないかといつも感じています。

またそのような状態になると、そのような自分に接する人の態度が今までと違ってしまうことに愕然としてショックを受けるのだと思います。

そのようなショックを受けてしまった方は、心を閉ざさざるを得なくなってしまうのではないかといつも感じています。

高齢者の方の心の問題はいくつもあると思いますが、今お話ししたことも高齢者の方の心の大きな問題点の一つであるように思います。

このような高齢者の方の心の問題を解決できる可能性がユマニチュードにあるのではないかと、

いくつかのユマニチュードのビデオを見ることによって、また、

自分なりにユマニチュードの考え方を取り入れて高齢者の方と接することによって、

少しずつ分かってきたような気がしました。

引用:youtube

こちらの動画は北海道のテレビ局HTBさんが制作されている「シリーズ老いるショック」の番組になります。

この番組では、ユマニチュードを取り入れた介護施設を紹介していました。

ユマニチュードは見る・話す・触れる・立つの4つの動作が基本ですが、その4つの動作を行う上で忘れてはいけない一つのこと、

人として思いやりをもって人と接することが一番大切」であることがこの動画から伝ってきました。

余談ですが、tsubameは「老いるショック」シリーズが大好きでよく動画を拝見するのですが、介護のいろいろなことが分かってとても勉強になっています。

人は相手が自分の思い道理に動いてくれないと、イライラしたり怒ったりしがちですが、その感情をぶつけられている方にとっては、

わざとしているわけではなく、仕方がなくそのような状態になっていることがほとんどであると思います。

できないことを要求されてできなかったら勝手におこる…。

これでは、その人に対して心を閉ざさざるを得ないのは多くの方が同意されることであると思います。

できないことを要求するのではなく、できることをお手伝いしていく

それがユマニチュードが介護現場で必要とされ、また多くの現場で受け入れられてきた理由なのでしょう。

tsubameも相手に自分がして欲しいことを要求するのではなく、相手の方ができることをお手伝いしていく、

常に、このユマニチュードの考えをもって人と接していきたいと思っています。

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